外科のご案内
外科診療受付時間
診療時間 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 |
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9:00-12:00 (受付8:45-11:45) | × | ◯ | × | △ | ◯ | × | × |
14:00-17:00 (受付13:30-16:45) | ◯ | × | × | △ | ◯ | × | × |
※木曜日は手術日のため基本的に外来診療は休診です
こんな症状が気になったら受診をおすすめします
- 急に起こった腹痛
- 腹痛や傷に伴う発熱、吐き気・嘔吐・茶色や血の混じった嘔吐物
- 皮膚の腫れやできもの、けが、やけど、床ずれ
- おしりの痛み・出血・痔、黒色など色の変わった便
- 巻き爪、水虫、たこ、うおのめ
- お腹の出っ張り・便秘・下痢、顔色不良、胃瘻造設・管理、ストマ
外科対象疾患
痔瘻・痔核・良性皮下腫瘤・蜂窩織炎・帯状疱疹・糖尿病性壊疽・腸閉塞・ポリープ、胃・十二指腸潰瘍・胃腸炎・腹膜炎・ヘルニア・腸穿孔・腹腔内膿瘍・虫垂炎・巻き爪・爪白癬
外科について
外科では、一般的な切り傷(創傷といいます)や、やけど(熱傷といいます)、寝たきりの方に多く見られる床ずれ(褥瘡といいます)などのいわゆる創傷治療と呼ばれる診療を行っております。一般的に「けが」とみなさまが言われているものの治療のことです。切り傷や火傷は日常よく見られるような軽微なものであれば、通常は命にかかわるようなものではないので、"病院に行くほどのことではない"と考えられる方が多いと思います。みなさまご自身で傷口を水で洗って絆創膏を貼って終わることが多いと思われますが、医療者の処置でない場合、本来なら防げたはずの傷口の悪化や、または傷の跡がその後消えなくなって残ってしまうことなどが多いことも事実です。そのようなことを防ぐためにも、「けが」をされたらなるべくすぐに当科への受診をお勧めします。医療機関で行われる治療では傷跡を残しにくい傷口保護材を使用したり、しっかり化膿を防ぐ消毒方法を用いたりしています。適切な傷口の処置により、痛みの軽減も図ることができます。お気軽にご相談ください。
また外科では、痔の診療も可能ですのでお気軽にご相談ください。当院には女性外科医師もおります。また、皮膚への感染症である蜂窩織炎や帯状疱疹という疾患の治療も行っております。一般のみなさまが見ただけでは判断がつきにくいかと思われますが、熱感を伴った皮膚の腫れや発赤などがありましたらご相談ください。
また、胃や腸など消化器官を対象とした腹部については、一般的な検査や内視鏡検査により、胆石症、虫垂炎、鼠径ヘルニア、腸閉塞、消化管出血、がんなどの発見を行い、必要であれば専門医療機関への迅速な紹介を行っております。また、内視鏡で検査中に胃や腸から出血が確認できた場合、出血を止める止血術を行ったり、早期がんの粘膜剥離術、ポリープ切除術といった治療や処置を行う場合もあります。
そしてまた、お口からお食事を摂取することが困難になってこられた方について、ご自宅や介護施設で生活を続けていくための栄養管理のための胃瘻造設や定期的な交換なども行っております。
外科担当医師
松林 博男(まつばやし ひろお)
学歴
日本医科大学医学部卒業
資格
- 日本消化器外科学会所属歴
茂木 浩子(もぎ ひろこ)
学歴
昭和大学医学部卒業
資格
- 日本外科学会専門医
- マンモグラフィ読影資格Aランク
外科関連機器
検査設備
上部下部内視鏡やX線検査、CT検査、超音波検査などを使用します。
治療設備・手術設備
手術の際は麻酔医を手配し手術室を使用します。
困ったときにお読みください。
外科Q&A(よくある質問)
外科と整形外科はどう違うのですか?
外科は一般的には腹部(消化器・腹壁)を中心に、皮膚および軟部組織、内分泌系、乳腺、甲状腺の疾患や外傷を診ています。
切創(きり傷)、挫創(つぶされた傷)、打撲、捻挫(ねんざ)、骨折、脱臼(だっきゅう)といった外傷は、外科、整形外科のどちらも扱っています。骨折、脱臼に関しては、外科は応急処置を行いますが、手術は整形外科が受け持つことが通常です。
外科と整形外科の最も大きな違いは、腹部外傷です。
腹部内臓の損傷が疑われる外傷は、生命に関わるほど緊急度の高いものも多く、手術を含め外科が対応します。
外科も整形外科も診察は受けられるのですか?
外科も整形外科も当然ながら診察を行います。
外科では、やけどや傷口の処置をはじめ、床ずれ(褥瘡)や帯状疱疹、蜂窩織炎など診ております。
状態によりご入院の対応もしてます。
痔のご相談も承っております。
打撲、捻挫、骨折、脱臼など外傷は整形外科で診察しております。
乳腺については専門である乳腺外科で診察しております。
外科で診ている疾患は何がありますか?
主なところでは、消化管(食道、胃、十二指腸、小腸、虫垂、大腸、直腸、肛門)と腹腔・内臓(肝臓、すい臓、胆のう、胆管)の良性および悪性の腫瘍、胆嚢炎、胆石症、消化管穿孔(せんこう)、虫垂炎、腹膜炎、腹腔内膿瘍などの炎症性疾患、鼠径ヘルニア、大腿ヘルニア、腹壁瘢痕ヘルニアなど腹壁疾患、甲状腺疾患、乳腺疾患、副腎腫瘍、後腹膜腫瘍、下肢静脈瘤など末梢血管疾患、腹部外傷、一般外傷、熱傷などの外傷性疾患、痔瘻・痔核などが挙げられます。
外科の扱う疾患は幅広く多様です。
火傷をしてしまいましたがどうしたらよいですか?
まず15分程度流水で冷やしてください。
直接氷を充てるよりも流水の方が効果的です。
そしてすぐに受診してください。
火傷は適切な初期治療を行わないと火傷跡が大きくなることがありますのですぐに治療を行います。
胃カメラ(胃内視鏡)ではどこを診るのですか?
食道、胃、十二指腸については胃カメラで観察をします。
胃カメラでは何がわかるのですか?
食道から胃、十二指腸までの病気を発見することができます。
食道がん、胃がん、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、胃炎といった病気を正確に診断することができます。
また必要に応じて、臓器の一部を採取して顕微鏡で悪性で無いかを判断します。
胃カメラでピロリ菌がいるかどうかを調べることはできますか?
可能です。
組織を一部採取して行い、当日に結果が分かります。
胃カメラの時間はどのくらいかかりますか?
実際に検査を行っている時間は5分から10分程度です。
検査後少し休憩していただいた後に結果説明を致しますので、合わせると30分ほどかかります。
胃カメラはどのくらいの間隔で受ければよいですか?
ピロリ菌感染がなく、検査で異常がなかった場合は2年に1回ほどの検査でよいと思います。
ピロリ菌感染のある場合、もしくはピロリ菌除菌を行った方は毎年の検査が推奨されます。
ピロリ菌を除菌しましたが、その後内視鏡検査を受ける必要がありますか?
ピロリ菌除菌後も胃がんのリスクが0%になるわけではありませんので、定期的な検査は必要です。
胃のポリープは切除した方がいいのですか?
胃のポリープのほとんどは胃底腺ポリープか過形成性のポリープで、切除する必要はありません。
腺腫性のポリープは切除の対象になりますが、頻度は稀です。
以前、胃カメラ検査がとても辛かったのですが大丈夫でしょうか?
大丈夫です。当院では快適さを考慮した検査方法を行っております。
過去に辛い思いをされた方は特に当院での検査をお勧めします。
胃内視鏡検査を受けるときのコツはありますか?
あります。
- 肩の力を抜いてリラックスしましょう。
- ゆっくり鼻で息を吸って、口から吐く呼吸を繰り返しましょう。
大腸内視鏡検査の時間はどのくらいかかりますか?
平均して20分ほどになりますが、ポリープを切除する場合は、その数によって30分以上かかることもあります。
大腸の走行により検査に時間を要することもあります。
ひどい便秘ですが大腸内視鏡検査は可能ですか?
便秘の強さにより下剤の量を調節していきます。
便潜血が陽性だったのですが大腸内視鏡を受けた方がいいのでしょうか?
はい。しかし便潜血陽性=大腸がんではありません。
便潜血陽性でも、がんもポリープもないことはよくあります。
逆に便潜血陰性でもポリープやがんが見つかることはあります。
便潜血反応は大腸がんの90%、大腸ポリープの30%前後で陽性になります。
つまり大腸ポリープがあっても70%前後のひとは便潜血陰性になってしまいます。
便潜血陰性でも定期的な大腸内視鏡検査をお勧めします。
大腸内視鏡検査はとても辛くて痛いと聞いたのですが大丈夫でしょうか?
大丈夫です。
当院では快適に受けられることを考慮した検査法を取り入れています。
優しく丁寧に検査を行いますので、安心して検査を受けに来てください。
大腸ポリープを切除するのは痛いですか?
切除に痛みは伴いません。検査中に必要のあるポリープは切除致します。
大腸ポリープの70%程度はがん化するので切除することで大腸がんを予防できます。
大腸内視鏡の検査はどのくらいの間隔で受けたらよいでしょうか?
ポリープの無い人は3年に1回ほどでよいと思います。
ポリープを切除した人は1~2年後に検査を受けるのがよいです。
大腸内視鏡は生理中でも受けられますか?
特に問題ありません。
内視鏡検査後、車の運転はできますか?
鎮静剤を使用する可能性がありますので、できるだけお車以外の手段でご来院ください。
内視鏡検査の結果はいつ分かりますか?
検査当日にご説明いたします。
検査の後(鎮静剤を使用した方は、目覚めた後)、医師が画像をお見せしながら説明します。
組織の顕微鏡検査を行った場合は、全ての検査結果が揃うまで1週間程度かかるため、後日再度受診していただくことになります。外来をご予約ください。
胃と大腸の内視鏡は同時に受けることはできますか?
両方のご相談は承りますが、日程については当院で調整させて頂きます。
風邪を引いているのですが、内視鏡検査を受けて良いですか?
体調の良いときに検査を受けることをおすすめします。
特に鎮静剤を使用した内視鏡検査中に咳が出ると、ムセ込みが多くなり、呼吸状態が不安定になることがあります。
咳が出ている場合は、鎮静剤の使用はおすすめしません。
妊娠・授乳中でも内視鏡を受けられますか?
妊娠中に検査を受けるのは不可能ではありませんが、お勧めはしません。
緊急で必要な場合は産婦人科併設の施設で行った方がよいでしょう。
授乳中の検査は可能ですが、鎮静剤が乳児に影響する可能性がありますので、検査後は半日程度授乳を中止する必要があります。
鎮静剤を使用しないでも当院では検査可能です。
血液をサラサラにする薬を飲んでいますが内視鏡はできますか?
観察目的としての検査だけであれば問題ありません。大腸のポリープを切除する可能性や他の組織検査をする場合は、もともとの病気や内服している薬の種類によっては数日前から休薬する必要があります。休薬が可能かどうかは予め医師にご相談ください。
内視鏡検査の際に鎮痛剤は使いますか?
少量使用して行います。
ご希望の方には鎮静剤も使用致します。
もちろん使用しないでの検査も当院では可能です。
鎮静剤とは何ですか?
検査に対する不安や緊張を和らげるお薬です。
静脈内に注射することで、少し頭がぼうっとする感じで傾眠状態(意識混濁の軽い状態。うとうとしている状態。刺激があると一旦は目が覚めるが、そのまま放置すると再び眠ってしまう状態。)となり、検査に対する不安や緊張を和らげます。しかし、その作用には個人差があり、充分な鎮静効果が得られない場合があります。
以前同様の検査を受けたときに、鎮静効果が充分でなく検査が辛かった方は、診察時に、医師にご相談ください。
鎮静剤使用後は、リカバリー室で安静が必要となります。
鎮静剤を使用せずに検査を受けられますか?
可能です。診察時、医師へお申し出ください。
ご自身で自動車等を運転して帰宅される方は、運転に危険を伴いますので鎮静剤は使用いたしません。
検査が終わったら、すぐに帰れますか?
鎮静剤を使用するかしないか、また、鎮静剤の使用量によっても異なります。
鎮静剤を使用しない場合は、検査後の経過観察のため院内で少しの間休憩してから帰宅していただきます。
鎮静剤を使用した場合は検査後に眠気が残りますので、病院で1~2時間の休養を取っていただく必要があります。
鎮静剤を使って内視鏡検査を受けた場合、検査の後で少し休めば、車の運転はしても良いですか?
鎮静剤を使っての内視鏡検査をご希望の方は、来院にあたって車の運転は避けてください。
検査後目が覚めるまでリカバリールームで休んでから帰っていただきますが、鎮静剤の影響がしばらく残りますので、検査の当日は一日、車の運転はしないでください。
内視鏡の洗浄はどのようにしていますか?
1本ずつ手洗い洗浄した後、自動洗浄機で洗浄・消毒しています。
ガイドライン基づいた洗浄・消毒を実施しています。
撮影した画像を、もらうことはできますか?
CD-Rにデータを入れてお渡ししています。(有料です)