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療養・緩和目的の入院

当院では療養・緩和目的のための入院をご希望される方のために24床の医療療養病床をご用意しております。
食事や入浴などの日常生活に多くの問題を抱えられた患者さまが、その人らしく過ごせるために、医師、看護師、その他医療スタッフが連携を図り、患者さまが苦痛なく穏やかに入院生活が送れるよう最善を尽くし、援助させて頂きます。
寝たきりで意思を伝えられない患者さまにも、笑顔で接し、安心して療養いただけるよう努めてまいります。

 

一般病床と療養病床の違い

病院は、医療法により一般病床と療養病床が定められています(その他、精神病症、感染症病床、結核病床があります)。
一般病床は救急の患者さまを治療する病院のベッドです。薬剤などが充実していますが、3ヶ月が経過すると終了したとみなされ、治療が制限されてしまいますので、それまでに退院しなくてはならなくなるのが一般的です。

しかしながら、病状が慢性的で、症状や心身の機能低下が長期に続くことも多く、退院を余儀なくされても治療を受けながら生活を続けていく(このことを療養といいます)場が無い患者さまのために、で入院期間の制限がなく、時間をかけた療養を安心して送ることができる病院のベッドが療養病床です。

 

医療療養病床と介護療養病床の違い

療養病床は、医療療養病床と介護療養病床があります。
制度的な違いは、医療療養病床は医療保険が適用される病院のベッドです。
介護療養病床は、介護保険が適用される病院のベッドです。
実質的な違いは、医療スタッフが実施する医療行為の多さです。
酸素吸入が必要な方や、頻繁に痰の吸引が必要な方などは医療療養病床の対象となります。
痰の吸引があっても一日3~4回程度と少なかったり、尿や栄養チューブの管理程度の軽微な医療行為だけの方は介護療養病床が対象となります。
当院の療養病床は医療療養病床となっています。

 

介護老人保健施設ときについて

当院に隣接して介護老人保健施設(老健)ときを運営しております。
こちらの施設では、レクリエーションとリハビリテーションを受けながら、医師と看護師の医学管理のもと、毎日の生活を過ごしていただき、少しでもご自宅で過ごせるようなサポートを最終目標として目指しながら、サービスを提供しております。
療養病床との違いは、24時間ベッドでの安静が不可欠な状況から脱して、座って十分な量のお食事を摂ることが可能となっている方が対象となっていることです。
また、酸素吸入などの医療行為はもとより、介護療養病床より低い医療依存度が条件となっています。

当院では、隣接であるというメリットを活かしながら、入院中に短期間でも施設での生活ができそうな見込みが出てきた場合には、一度老健施設の申し込みをしてみてはどうかと医師よりご提案させていただいております。
実際にはご入所にあたり審査が必要ですが、ご入所後、病状が再び悪化された場合などは再び当院に入院して治療を再開することが可能です。

病院ではその性質上、どうしても一日の大半をベッドで過ごすことが余儀なくされてしまいますが、ベッドから出て、みなさんと交流の場を持ったり、レクリエーションやリハビリテーションなどを通して毎日の楽しみを増やしていただいたりできる可能性が出てきた際には、ぜひご検討していただければと考えております。
ご利用に必要な介護保険が未申請の方には申請方法のご説明をソーシャルワーカーよりさせていただいております。
介護老人保健施設ときについての詳細はホームページをご覧ください。

介護老人保健施設ときホームページ

 

グループホームすみれ・ひばり・ひびきについて

認知症をお持ちの方には、もし施設での生活ができる可能性が出てきた場合、相模原市中央区にて運営しておりますグループホームへのご入居をご提案させていただいております。
グループホームすみれ・ひばり・ひびきについての詳細はこちらのページをご覧ください。

グループホームすみれ・ひばり・ひびきホームページ

 

褥瘡委員会について

当院では、入院されている患者さまが床ずれ(褥瘡といいます)になることを予防したり、既に床ずれが生じている方には、治療して改善を図っていくことを目的に、患者さま担当の医師による治療と併せて、外科医師をトップとした褥瘡委員会メンバーによる回診を定期的に行って、状況の把握と治療経過の確認などを行っております。

 

入院相談の流れ

電話相談

療養の目的での入院をご希望の方は、まずはお電話でご相談ください。

医療相談室直通電話:042-753-3821

医療相談員が症状や現在のご生活状況などご本人様について、必要な内容をお伺いさせていただきます。

 

書類送付

審査のために、次の書類を作成しお送りいただきます。FAXでも構いません。
基本的には現在通院されている、もしくは入院先の医師や看護師、またはケアマネジャーの方などに書類の作成と当院への送付をご依頼いただくことになるかと思います。

ご用意いただくもの
  • 診療情報提供書(書式自由)と検査データなど医師が指示した添付資料
  • 日常生活動作確認票(別名:ADL票)(書式自由)

書式自由ですが、お持ちでない場合、当院書式をダウンロードできます。

診療情報提供書ダウンロード(PDF)

ADL票ダウンロード(PDF)

送付先 〒252-0231相模原市中央区相模原4-11-4 さがみ仁和会病院 医療相談員 宛
または
FAX 042-755-2136(医療相談室宛と記入)

 

審査

書類が届きましたら、医局内ですべての入院担当医師が目を通します。
各医師が入院の可否を検討し、最終結果を医療相談員よりお電話で連絡します。

 

面談

医療相談員からのお電話にて、入院が可能となりましたら、面談の日程を決めさせていただきます。
面談で、入院病棟の病室のご見学、入院費用の概算、急変時対応など当院の方針や概要のご説明をさせていただき、併せてご質問をお受けいたします。
面談の内容を踏まえて、最終的に入院をご希望されるかご判断ください。

ご案内できるベッドがご用意できましたら、医療相談員よりお電話でご連絡いたします。
それまでお待ちください。
お電話にて実際にご入院されるお日にちを決めさせていただきます。
患者さまのご都合と、当院の受入れ可能日を擦り合わせて決めさせていただきます。

 

入院手続

 

入院ページ内の入院手続の流れをご参照ください。
該当ページへリンク

 

退院手続き

 

入院ページ内の退院手続をご参照ください。
該当ページへリンク

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