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熱中症・脱水症について

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境に長時間いることで、体温調節機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態を指します。屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、救急搬送されたり、場合によっては死亡することもあります。

熱中症には誰もが注意する必要がありますが、10~60代の男性の方々が熱中症で亡くなる割合が高くなっています。青年期のスポーツ時の運動強度が高かったり、外や厳しい環境での仕事による身体のへの負担が大きいことが重症化する理由と考えられています。当然ながら男性だけでなく女性も含めて熱中症になりやすい人としては、高齢者や乳幼児、運動習慣がない人、太っている人、寝不足や体調がよくない人、暑さに慣れていない人などが挙げられます。特に高齢者や乳幼児は、体温調節機能の衰えや未熟さによって体内に熱がこもりやすく、暑さを自覚しにくいこともあるため、リスクが高いといえます。

症状としては、立ち上がった時などにくらっとする立ちくらみや、呼吸や脈が速くなる、くちびるのしびれ、足や腕、腹などの筋肉に痛みを伴うけいれん、だるさ、頭痛、めまい、吐き気があります。さらに症状が進むと熱射病と言われ、40度以上の高熱、意識障害、全身のけいれん、異常行動が起こります。この状態になると、脳の温度が上昇し中枢神経が障害されるため、全身の臓器が機能低下を起こし、命を落とす危険な状態です。頭痛や吐き気、高熱などの症状が出た場合は速やかに受診してください。

 

脱水症とは

脱水症とは、体内の水分が足りない状態のことを指します。症状としては口の渇き、だるさ、立ちくらみ、皮膚や口の中の乾燥、皮膚の弾力低下、微熱、食欲低下、脱力感、意識障害、血圧低下、頻脈などがあります。ですが、特に高齢者の場合、自覚できる症状があまりないということも多いです。

水分の減少が体重の10%を超えるほどの段階になると、命が危険な状態です。一刻も早い処置が望まれます。ですので、失禁や夜間のトイレを気にして水分をとることを我慢してしまう方も多いですが、そのことで脱水症になるケースも非常に多く見られますので十分注意してください。

 

 

 

困ったときにお読みください。

熱中症・脱水症Q&A(よくある質問)

熱中症にはタイプがありますか?

熱中症には熱失神・熱疲労・熱けいれん・熱射病の4つのタイプがあります。
1.熱失神は皮膚の血管が拡張したために血圧が下がり、脳循環が低下してめまいや失神が起こる状態です。
2.熱疲労はいわゆる脱水状態で、脱力・倦怠・めまい・頭痛・吐き気が出ます。
3.熱けいれんは、多量の汗をかいたために電解質が崩れ、手足の筋肉がけいれんを起こす状態です。
4.熱射病は体温の上昇により、中枢が麻痺して意識を失い、命を落とす事が多い状態です。

脱水症の予防にお茶を飲んでいますが大丈夫ですか?

それだけではいけません。汗で抜けた電解質も補う必要があります。心配な方はスポーツドリンクをお勧めします。

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